【SS】聖なるときの物語
1線超えたお兄ちゃんとの恋物語

奏汰×咲良


「奏くんはクリスマスの予定ってあるの?」


テレビのクリスマスのCMを見て、ふと聞いた。


「あるよ、彼女と過ごすってのが。」


「もう、びっくりしたじゃん!」


たまに、というかいつも私をいじめてくる。


「え、咲良こそないよね?」


「ないよ!私も奏くんと過ごしたかったし!」


「俺の彼女可愛すぎるんだが……」


そう言って頭を抱えだした。


「ていうか!どこ行きたい奏くん!」


行き場所決めてなかったら、当日行けなくなっちゃうのかもしれないしね。


「ん、例えばイルミとか?でも家でもいいかも。父さんと母さんにどっか行ってもらって。」


「それいい案!いつものお礼も兼ねて、いいとこ行ってもらいたい!」


「じゃあ決まりな。」
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