おばけなワタシとキラキラのきみ

くらやみのあのこ

短編小説だったから、書くのにはそんなに時間がかからなかった。

ファンタジーじゃなくて現実の、それも身近なひとをモデルにするってむずかしいかなって思ったけど、先輩を書くのはびっくりするくらい楽しくてスルスルってストーリーが思いうかんだ。

書きあげてから何度も読み直して、修正して、応募のきまりをしっかり読んで、投稿ボタンを押した。

六月末にしめ切られたコンテストは、夏休みが終わる九月の初めに結果が発表されるらしい。


応募してからしばらくは、はじめて参加したコンテストにソワソワして、更新されるはずのないページを毎日見ていた。
しばらくたつと気持ちが落ちついて、応募したことをあまり意識しなくなった。

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