白い空をまた君と見たくて
気づきたくなかっただけなんだ…

気づきたく…


「うぅ…あぁぁ…なんで…なんでこんなことを僕にさせちゃったの?」

早朝の電車の中で、私の声だけが響いた。
6:01発の電車は闇を走る。

人工的な明かりを求めて、闇を走る。


やがて、電車はホームへ滑り込んだ。
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