どんな世界でも君と。
もう、
人を殺すのは辛い……


もう辞めたい。
もう……闘いたくない。


「……。」



私は68階を倒したあの日から
また食事をとることを拒否した。



食べても吐いたり、
見るだけでも吐き気がしたりと
本当に無理になった。



だけど……
元の世界に戻りたいから
戦いだけは
ちゃんと出ている。



しかしそれ以外は
外に出るのも、


人と話すのも嫌になって
部屋に引きごもりがちになっている。



「ミヤビィおきてっかー」



そんな時
ニシキさんが部屋に入ってきた。



「ニシキさん……」



「お前また寝込んでんのかよ。
あの日から……」



「だって……」



人を殺した感覚が、
まだ消えない。
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