【完結】やりたいこと、やりましょ!~肉食女子と肉食年下男子の恋愛事情~

肉食女子の夜


 『休みの日なにしてんの~?』とメールした日の夜。
 新からの着信。

「はーい」

『ごめん。電話の方が俺、楽でさ~今大丈夫?』

「うん、今帰り~」

『休みの日なにしてんの~? ってメールくれてたねーまぁ飲み行ったりゲームしたり~?』

「いいねー! じゃあ、私飲みに行きたいなーって思ってて! この街まだ知らないし、一緒に行かない?』

『ん? あぁ~いいっすよ。じゃあ今度誘ってください。シフトはメールするんで』

 飲み会の約束はすぐにできた。

「やったぁ~新生活、楽しくなりそう! さぁさぁ! 自慢のボディ磨きしなきゃ!」

 新しい部屋はお風呂が大きいのがお気に入り。
 好きな入浴剤を入れて、肉食女子はボディケアは欠かせない。
 
 ◇◇◇

「乾杯~」

 平日の夜。
 2人は人気の創作居酒屋に来た。
 敢えて大人っぽいセクシーなシャツにタイトスカート。
 会った瞬間に新は実花の自慢の胸元をチラ見した。

「休み合わせてもらっちゃって」

「ううん。私もシフト制だし~飲みに来れて嬉しいーっ!」

「実花さん結構グイグイきますよね」

「んっ迷惑だった?」

「いや、嬉しいっすよ」

 実花も新もグイグイ飲んで、ガンガン食べた。

「これも美味しそう」

「頼もう、俺も食べたい」

「このワイン飲みたいね」

「ボトルで頼めば?」

「いっちゃう~?」

「いっちゃえいっちゃえ」

 食の好みと、惜しまないお金の使い方が合致してるほうが楽しく遊べる。

「新くんって~筋肉すごいよねー」

「力仕事だからね」

「ちょっと力込めてみて~きゃカッコいい!」

 さりげないボディタッチで2人の距離感はまた縮まっていく。

 その後はうちで飲み直そう? と誘った。
 玄関に入った時から、どちらから始めたのか2人はもう絡み合う。
 リビングに買ったビールが散らかったまま、荒い息でお互いの服を脱がしていく。

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