衝撃サイダーマン
荷造りに成功した2人はお互いガッツポーズをしてからマンションの玄関で別れた。

スーツケースを持ったママさんは運転手付きの車で急いで帰宅した。

「ただいま!お婆ちゃま〜大成功でした。
パスポートもバッチリOKですよ〜」と大声で玄関からリビングへ。

「おかえりなさいママ。ふふふ。
檸檬ちゃんには悪いけど、星夜のお嫁さんにどうしてもなって欲しいって思うの。」

「じゃあ、檸檬ちゃんの終業したところを連れ去るんじゃな?」とお爺ちゃま。

「そうそう〜!
じゃあお昼を食べて〜カフェでお茶して、火曜日の夜に檸檬ちゃんのウェルカムパーティーをするから〜トムやお友達に連絡しなきゃね!ふふふ。」

今朝、パパさんがいつも行くお寿司屋さんの個室を予約してくれたのでお寿司屋さんへ運転手さん付きの車で向かう3人。
寿司店ではパパさんも合流して作戦の確認が行われていた。

「じゃあ俺は、星夜をこの後本社に呼び出して仕事をいいつけて残業させるんだな?」とパパさん。

「私は、ここでお別れなんですねー。
空港までお見送りしたいですが、今回は作戦が優先ですもんね」とママさん。

「そうよ!檸檬ちゃんを連れ去ったと知った星夜の行動は北斗から連絡してもらう手はずよ!
さぁ〜!檸檬ちゃんが星夜のお嫁さんになるかならないか今週中に決まるわね!ふふふ。」

お爺ちゃま、パパさん、ママさんは大きく頷き
「星夜頑張れ!!」とママさんは叫んだ。

「じゃあみんなで勝ち鬨をあげるわよ!」とお婆ちゃま。

「では〜星夜のお嫁さんが檸檬ちゃんに決まりますように頑張るぞ〜!!」
「「「「エイエイオ〜!!!」」」」とみんなで拳を挙げた。

そしてパパさんは会社へ。
ママさんとお爺ちゃま、お婆ちゃまは日本のお土産を買いたいとショッピングし買い物をしてからカフェでお茶をしてママさんと別れた。

檸檬を連れ去る為に配送センターへ運転手付きの車で向かった2人。
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