衝撃サイダーマン
「アレ?空港?……」と起きたばかりの檸檬は少しボーとしていた。
お婆ちゃまに手を引かれ、チェックインカウンターで手続きをしている運転手さんとお爺ちゃま。

「あの〜お2人はアメリカへ帰られるんですか?」

「そうなのよ〜。檸檬ちゃん悪いけど私の機内持ち込み荷物を持ってもらってもいいかしら?」

お爺ちゃまがOKサインをお婆ちゃまにした。

「あ、はい!」とお婆ちゃまの荷物を持って、お爺ちゃまと運転手さんのあとをついてお婆ちゃまと一緒にゲートへ向かう。

出国ゲートで荷物をお婆ちゃまに渡そうとすると…
「檸檬ちゃん。もっと中まで持ってもらっていい?」

「は…い」この先は搭乗券やパスポートが無いと入れないんじゃあないかなぁ?と思った檸檬。
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