衝撃サイダーマン
ウェルカムパーティー♪
ママさんが星夜さんの部屋をノックして
「星夜、檸檬ちゃん。ゲストのお出迎えに下へ降りてきて〜」

「は〜い」
「わかった、今行く」と星夜さんはドアを開けた。

ママさんはニコニコして私と星夜さんを見ていた。私のゲストルームからお母さんも出てきた。
みんなで下へ降りて行く。

星夜は、招待客であるご近所の2組のご夫妻へ挨拶し、私も紹介してくれた。

英語がよく聞き取れない私は星夜さんのスーツの裾を引っ張った。

「檸檬、こちらがトムのご両親のスミスご夫妻。こちらは斜め向かいのミラーご夫妻。」

「ナイスミーチュー！アイアム　レモン」と檸檬が笑顔で挨拶すると、

「Lemon！！very cute！」奥様たちからハグをされビックリしたが、何とか挨拶した。

星夜さんは隣で何か私の事を説明しているようだった。

また呼び鈴が鳴り、お爺ちゃまが出ると
「Hi！Tom！！」とハグしてトムさんが入ってきた。

危険人物のトムさんは星夜さんに負けないくらいのハンサムな人だった。

「Hi！　SEIYA！」と星夜さんに向かってきてハグした。
でも星夜さんは嫌がっているのが分かる。

トムさんが星夜さんと早口の英語で話している。
「檸檬。悪友のトムだ！」

「ナイスミーチュー、マイネーム　イズ　レモン」

「Hi！！Lemon。she is very cute♪」とこれまた急にハグされたが、すぐに星夜さんが引き剥がし、私を引き寄せた。
< 126 / 243 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop