衝撃サイダーマン
社長宅の青山家

マンションをひと通り見学して3人はマンションのエントランスへ。
エレベーターの中で
「檸檬ちゃん。明日は9時にこのマンションへ来れる?星夜は部屋にいるからマンションに入れるし」

「はい!9時までに来ます」

「私も9時に檸檬ちゃんのマンションへ行って引越し業者さんにアレコレ指示するわね!」

「青山さん、本当にありがとうございます。明日からウチの檸檬を宜しくお願いします」とお母さんは頭を下げてタクシーでお店へ帰って行った。

「じゃあ、檸檬ちゃん。ウチのパパが檸檬ちゃんに会いたいらしいから今日は家で夕飯食べってって〜
あ!忘れてたわ〜檸檬ちゃん、悪いけどデパートに付き合ってもらってもいいかしら?」

「はい。」
玄関で待っていた佐藤運転手さんの車に乗り込みデパートへ。

デパートでは電気圧力鍋を購入した青山さん。
「コレね!凄いのよ〜カレーライスもすぐできちゃうの!檸檬ちゃんも暇なときに豚の角煮とかチャレンジしてみて〜楽しいから〜ふふ」

デパートでお買い物をし、1階へ。

「あ〜! あ、ごめんなさい。ちょっと思いついた事があったわ〜ふふふ……」
ニコニコ微笑んでご機嫌な青山さん。

出口付近にデパートの店員さんと運転手の佐藤さんが車の横で待っていた。

「奥様。いつもありがとうございます。またのお越しをお待ち申し上げております。」

「いつもお世話になってありがとうございます。
また来ますね。ふふふ」と言って車に乗り込んだ青山さんのあとから車に乗り込んだ檸檬。

"セレブってデパートの店員さんがお見送りするんだぁ〜"と感心した檸檬。
< 44 / 243 >

この作品をシェア

pagetop