衝撃サイダーマン

お婆ちゃまの策略

何とか畑山さんの件が解決した。

檸檬の家族も星夜の家族も喜んでくれた。

そんな青山家から無事に解決したので、
ウチのお父さんとお母さんも招待され、青山家の近くのフレンチレストランに出かける事になった。
日曜日の19時に私も星夜さんとレストランへ向かった。

レストランの個室へ案内されると…
青山家はパパさん、ママさん、北斗さん……
そして日本へ遊びにいらしたお爺ちゃまとお婆ちゃま。
ウチの両親も私達より先に着いていて席に座っていた。
みんなで談笑して笑顔のみなさん。

「あ、遅くなってすみません。」と星夜さんが言ったので後ろにいた私も「お待たせして申し訳ございませんでした。」

「貴方が檸檬ちゃん？　みんなが言ってた通りのキュートなお嬢さんね！　
はじめまして！檸檬ちゃん。私は星夜のお婆ちゃんよ！」

「星夜がとても可愛いお嬢さんと婚約した！
と、北斗から連絡がきてな〜爺ちゃんも婆ちゃんもビックリして飛んできたんだぞ！
いやぁ〜星夜が結婚かあ〜。」

え？っと思った檸檬は星夜を見上げると…
星夜さんは何とも言えない苦笑いをお爺ちゃまとお婆ちゃまへ向けた。

「お婆ちゃま〜檸檬ちゃんは本当にいい子なんですよ〜。今どき滅多にいない大和撫子というか〜
素直で働き者だし〜」とママさん。

「あの…」と私が反論しようと思った時、星夜さんに腕をつかみ、小さく首を横に振った。

「檸檬、俺たちも座ろう」

「あ、はい…」と星夜は檸檬の椅子を引き座るのを手伝ってくれた。
「ありがとうございます。」

「うん」　と2人の行動をジ〜っと見ていたみなさん。
何故かみなさんはニコニコしながら頷いている。
ウチの両親も笑顔だった。