一途で嘘つきな先輩は、私を溺愛してきます。
この言葉は、昔にも聞いたことがある。
『湊くんっ…!大好きだよ!』
『うん、俺も千代華のこと好きだよ。大好き。必ず
迎えにいくね。』
幼い頃のただの口約束。
それが俺にとってすごく大事なものだった。
俺は、千代華もと一緒に過ごしたいなら何だってしたい。
まぁ、俺が今回避けたんだけど。
世界で一番愛してる千代華のために。
これが……この言葉が嘘でも、夢でもいい。
「、俺も千代華のこと大好きだよ。」
千代華のことずっと愛するって誓う。
そう誓いながら彼女の赤い唇に俺の唇を重ねた。
そうすると、
幼い頃の大好きな笑顔が見えた気がした。
ーーー
愛に溺れる
fin