あの頃のきみに栞を。今のきみに僕を。〜夢はきみと結婚すること〜

「へー、何の話してたの?」

「僕の思い出話」

「そうなんだ!そうだ!誠くんといきたいとこがあるの」


と言って半ば強引に誠くんの手を取って2人はどこかに言ってしまった。


私は彼女に阻まれて本当のことが言えなかった。本当にどうしようもなく私は弱い。

私はきた道を戻った。

500円玉も使わずに。


元々使う気はなかったが。

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