Cruel Christmas Eve
蛇足のあとがき
なんだこりゃ!?と言いたくなるような、哀れな彼と冷たい彼女にお付き合い頂き、ありがとうございます。

過去の拙作【Route 8】以来の、新潟ハートブレイクシリーズ第二弾(いま思いつきました、そのシリーズ名…)みたいな感じになってしまいましたが。

何でしょうね、基本的にはハッピーエンディングのほうが好きではありますが、ベリカフェにも野いちごにも多いとは言えなさそうな、こっぴどく彼氏を振る女の子の話を、たまに書いてみたくなるのです。

これと【Route 8】の登場人物は、全くの別人物ですが、あちらが、別れを告げる為だけに、滋賀から新潟まで8号線をロングドライブする女の子視点だとしたら、こちらは、自分を振るために東京から新潟まで来た女の子を迎える、何も知らない彼の視点で書いてみたら、切なさ倍増、残酷さも倍増でないかい、と思って書いてみました。

前の彼にこっぴどく振られたヒロインというのは、拙作の中にもあれば、他の方々の作品にもあることでしょう。

しばしば「女性の書く恋愛小説は残酷だ」と聞きますが、果たしてそれはどうでしょうね?恋愛小説は殆ど読まないので…。

身のまわりでも、手酷い失恋に泣かされる女性はよく見ても、男性はたまにしか見ないので(同情をひくために失恋話を一方的に聞かせてくる人なら居ますが)たまには可哀想なヒーロー(しかも、救いなし。自力で立ち直りなさいよ、的な)もアリかと。

溺愛まではいかない、爽やかハッピーエンディングが好みなので、これからはまたその路線に戻りますが、たまに気まぐれで、こういうのを投下するかもしれません(笑)

いま途中まで書いているものは、ひとつを除いては、元気が出るようなお話ばかりなので(※恋愛に限らず)また別の拙作でお目にかかれると幸いです。
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