悠久の絃 2
一瞬パッと顔を上げたが、すぐに俯いて


「悠先生疲れてるからダメ。寝てください。」


と、一蹴された。

そこまで気を遣わなくてもいいんだけどな、、、


「ん〜、でも僕観たい映画あるな。付き合ってよ。」


と言うと頷いてくれた。


「よし、じゃあ用意しよう。飲み物、好きなの入れて、クッキーとかも出そう。涙、拭いたら出ておいで。」


いとはまた頷き、ティッシュに手を伸ばした。


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