悠久の絃 2
苦笑いをしながら話を聞いていると、ゆっくりといとが立ち上がった。


「どうしたの?」


ちっちゃな声で、「、、お手洗い」と聞こえた。


「わかった。行ってらっしゃい。」




いとがリビングを出てすぐ、廊下から咳込む音とぴちゃっという音が聞こえた。

その音に全員が気付き、すぐに火を消して立ち上がる。

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