悠久の絃 2
律「絃ちゃんどう?」


僕がいとを部屋に運び、リビングに帰ってくると全員が顔を向けた。


「さっきよりはマシだけど、まだ喘鳴が残ってる。今夜はちょっと怖いかな」


律「唯弦には俺から連絡しておく。ただの風邪だといいんだけどな」


稜登「解熱剤飲ませてないからまた熱上がりそうだね」


律「明日病院連れて行こうか?樹でも唯弦でも、現状を報告しないとな」


綾「私明日休みだから律兄は外科行っていいよ。稜登たちとカンファがあったでしょ?」


律「ああ、そうだな。じゃあ頼んだ。

稜登くん、あの子の症例ならさ、――」



兄ちゃんと音道先生の話は長そうなので、僕と姉ちゃんで明日の予定を立てた。









< 336 / 406 >

この作品をシェア

pagetop