地獄から救ってくれたのは極道の人達でした。【長編】
「私の誕生日覚えてる?」
「·····も、もちろんよ」
「そうだよね、覚えてるよね。忘れたくても忘れられないよね。大事な跡取り息子が亡くなった最悪な日だもんね」
「……」
「誕生日が大嫌いだった。誕生日にはプレゼントがもらえるんだって。ケーキを食べるんだって。
私知らなかった。
でも、みんなが誕生日は楽しいものだって教えてくれた。
生まれてきてくれてありがとうって初めて言われた。
あなたといたらずっと知らずに生きていくとこだった。人生損するところだった!」