君の話

title1…



「俺たち、別れない?」



いつものように公園で集まった私たち、
そのきゅうなことばにわたしは喉が急に張り付いたように、何も言葉を発せなかった。



どうして、なんで、、昨日までデ○ズニー行ってあんなに楽しかったのに。




「もう、自由になりたい。」




美唯(みい)の心の中で思わぬ言葉が響き渡った。彼氏の一誠(いっせい)が告げた衝撃の言葉に、彼女の心は揺れ動いた。




「自由になりたい」という言葉は、まるで彼の心の奥深くに隠されていた秘密が、一気に明かされたように感じられた。
彼らの関係は、まさに遠い恋心となってしまった。




「なんで、突然そんなことを言うの?」



わたしは、言葉を詰まらせながら問いかけた。
彼の言葉に驚き、悲しみで心がいっぱいになった。昨日まで一緒に楽しい時間を過ごし、一緒に将来を語り合っていたのに、いったい何が起きたというのだろう。



彼の顔には深い悲しみと苦悩が浮かんでいる。
彼は美唯の手を取り、優しく握りしめる。しかし、その手は氷のように冷たかった。



「ごめん、みぃちゃん。みぃちゃんとの関係に縛られている自分が、息苦しくなってきたんだ。もっと自分を見つめ直したいし、もっと自由に生きたいんだ」



と彼は言った。



わたしは言葉に詰まりながら、涙があふれ出るのを抑える。
彼を理解しようとする気持ちと、彼の言葉に対する寂しさと悲しみが入り混じった感情がわたしの胸を締め付ける。



「だけど、別れないで欲しい」



とわたしは、いった。



わたしは、彼に対する深い愛情を胸に抱いている。
彼との関係を続けていくことがわたしにとっての幸せなのだ。
それだけの思いを持って、わたしは、必死に彼に訴えた。



「ごめん、みいちゃん。。」



彼は俯きながら、それだけを口にする。
わたしはその顔をみて、もう無理なのだと悟った。



わかった。
そう言えなかった。あとからあとから涙が溢れだしてくる。
それほどまでに愛していた。いや、愛している。




「みいちゃん、泣かないで…。泣かれたら、俺…。」




…ごめん。分かってるの分かってるから。お願い少しだけ泣かせて欲しい。そんな気持ちと裏腹に




「わかった。別れよう。いままでありがとう」




私はそう口にした。
もう会えないことを確信して
そして彼の未来も私の未来も明るいことを願う




「でも別れたくなかった、。」





もうその声は届かない
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