パブリックダーリン~私と彼と彼氏~

darling5.)

夏祭りが終わって夏休みも終わりに近づく頃、外はめっちゃくちゃ暑かったけど欲しい本があって近くの本屋さんに来ていた。

楽しみにしてた漫画の発売日なんだ~!

えっと新刊コーナーは~…
あー!あったあった!続きめっちゃ気になってたんだよね、昨日も前のやつ読み返しちゃったし!

「…。」

欲しかった少女漫画を持ってすぐにレジに行こうと思った、だけどその隣に置いてあった漫画が気になった。

全然知らない漫画だったけど、2つの人格を持つヒーローって書いてあったから…

そんな漫画なのかなって。

おもしろいのかな、その漫画… 


まだちゃんと理解できたわけじゃないけど、少しずつわかって来たように思うんだ。


…そしたらすごい罪悪感でいっぱいになった。


ひどいこと言っちゃったな、ケイに。
自分が楽しみたいから彗くんの身体乗っ取ってるとか利用してるとか…いっぱい言っちゃた。

“…別に、暇だから”

あんなの嘘だったんでしょ?本当は…


「こんにちは」

「!?」

「小村さんに似てるなぁと思ってたけどやっぱり小村さんだった」

学校とか夏祭りとかそこは会ってもしょーがないよね集まる場所だもんねって思ってたけど、本屋(こんなとこ)で会うとは思わなかった…!!

「こ、こんにちは柏木先輩…!」

「よく会うね」

「そうですね…」

ほ、ほんとに!めちゃくちゃよく会う!!

別に会いたいわけじゃ全然ないのに…!

「え、えっと…」

しかも本屋(ここ)はどっちなんだろう?裏?表?
家じゃないけど誰もいないこの状況、どうなの…!?

「彗と付き合ってるの?」

「え…」

微笑みかけられた。
あ、こっちの柏木先輩なんだー…
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