「New year orphanage and uncle」

「New year orphanage and uncle」

「New year orphanage and uncle」


チュンチュンチュンチュン

スゥーッスゥーッ

ガチャ
?「うわ…まだ寝てるし……しかも、また目覚まし設定してねぇじゃん…」

?「新しい年になったから遅くまで呑んでたのかな?」

?「でも、新しい年になって遅くまで呑んでたっていうのと俺達はかんけー無くね?」

?「そだね!起こしていい?」

?「行くなら盛大に行け」

?「分かった!」

ドンッ!!!!

「うっ!!!!!!」

?「お前が重そうだからおじさんが可哀想だ。」

?「なっ……!ちょっと起こして良いって言ったのヴィラじゃん!起こしてる途中だから邪魔しないで!……………………スゥーッ起っきろーっ!!!!」

ボソボソ
ヴィラ「盛大に行く方法別にもっとあるだろ」

「もうちょっとだけ寝かせてくれえ〜!!!……………もう……………ちょっと……だけ……………」

?「お・な・か・空・い・たあああああああってルルが言ってるよおおお〜!!!!」

はっ!!!!!!!
「そ・れを先に言えよ!」

急いで身支度をし、ルルのもとへ向かいあやしながらミルクを作る。

俺の名前はナージャ・バン。
鳥人間だ。
元々は、郵便配達員をやっていたんだけど、子供達のお世話が忙しくなって郵便配達員を辞めた。
今は、このミャーリョン孤児院で14人の子供達を育てている。

子供達からは、おじさん。
子供達以外からは、バンさんって呼ばれてる。

飛び乗って起こしてくれた子が人間の科学者で7歳のサエ。
廊下で何やらサエと話している子が、狼人間のヴィラ。最年長の8歳だ。
そして、ルルっていう子が11ヶ月のエルフの赤ん坊だ。


ルル「あああああああああああっんんん!!!!!ふぇっ……ああああああっっっんんんんんん!!!!」

「はいはい…はい!」

ゴクゴクゴクゴクゴクッ

「待たせてごめんね~…美味しい?」

ゴクゴクゴクゴクゴクッ

「全っ然ミルクを放そうとしないし、…えあとちょっとで無くなるじゃん…」

ゴクゴクゴクンッ

「無くなった……………」

ヴィラ「一気飲みするくらいお腹空いててそれくらいおじさんが悪いって事でしょ
ね?ルル?」とダイニングキッチンにサエとヴィラが入って来てヴィラが言う。

ルル「う〜!」

「うっ……ほんと!すまん!!」

カラカラカラカラッ

「この音は……!ちょっとルルをよろしく!」

急いで玄関に向かい、手袋とマスクをし、勢い良く扉を開ける。
ガチャッ!

走り去っていく長い髪をした人の後ろ姿が一瞬だけ見えた。

?「あ~!う〜!」

「ちょ〜っと待っててね~!」

俺はその後ろ姿を追いかける。
「待って!!!」

グイーン!!
ビュンッ!!!!!

ハァハァハァハァ…………

「飛ぶ車に乗られたら、追いかけようにも追いかけられねぇよ」と静かにこぼした。

玄関に戻ると、かごの中に赤ん坊が居てごめんね。と走り書きで書かれたメモが服の間に挟んであった。

赤ん坊のよだれかけには、Annという刺繍の文字。

マスクをさせてないな。。
ひどい。
子供は大人より排気ガスの影響を受けやすいのに。
赤ん坊なら尚更だ。

「そうかそうか…君はアンと言うのか…………良い名前だな!」
この子は………………鬼か…………と思いながらその子をかごから出し、抱っこをする。

アン「キャッキャッキャッキャッ」

「アンは笑顔が可愛いね~!」


さっきのカラカラという音は、この薄いガラス戸を閉めると鳴るようになっている。

ガチャッ
「あ!おじさん、おかえり!」とサエはヴィラにルルを抱き渡しながら、言った。

「次は、どんな子〜?」とサエが駆け寄ってくる。

「ちょっとサエ、ストップ。」

スプレーを自分の身体とアンの身体に噴射し、マスクを外す。

サエ「もう、動いて良い?」

「ああ。良いよ。ごめんね。」

アンをサエに抱き渡す。

アン「あ~!う〜!えへ」

サエ「かわいい〜!!なんて名前なの〜?」

「アンというそうだ。笑顔がとっても可愛いんだ。」

サエ「ええ〜!おじさん見たの〜?」

コクっとうなずく。

「見てみたいな〜!」とサエ。

サエ「ね!ヴィラも見てみたいよね?!」

「べ、別にっ……」とヴィラは頬を赤らめながらそっぽを向く。

「さ!みんなを起こして洗濯物干さなきゃ!
今日も忙しくなるぞ〜!!」

サエ「え?もうみんなおきてるよ?」

「え????でも、声が聞こえない……」

「みんな、おじさんを驚かせるために部屋で静かに遊んでるの」とサエ。

ヴィラ「それ言ったら意味ねぇだろ。
最初に驚かせようって言ったのお前だろ?」

サエ「あ、そっか……」

ヴィラ「バカか?お前」

サエ「えひど〜い!サエ、科学者だからバカじゃないもん!」

ヴィラ「科学者にも1人くらいバカはいるだろ」

そんなヴィラとサエの会話を聞き流しながら子供達の部屋へ向かう。

「ごめ〜ん!みんな〜!!!!」

「しーっ!!!みんな、おじさんを待つのに疲れて寝ちゃったの〜!!」と年長の子供達数人。

「ほんと、ごめん!」と俺は手を合わせて小声で謝った。




このミャーリョン孤児院には、15人の孤児達と俺が暮らしている。

この孤児院の子供達には、戦争で親を失ったり、親に捨てられたり、虐待されていた所を助けたりとそれぞれ色んな理由がある。
中には、親子喧嘩で家出してこの孤児院に出入りしているという子もいる。

歳上の子は朝から晩まで、赤ん坊のお世話を手伝ってくれており、サエとヴィラが早起きだから早起きが出来なかった人を起こしてくれる。

ちなみに、15人の内のヴィラは最年長の8歳。
サエを含む7歳が3人。
6歳、5歳、4歳が2人ずつで、
3歳、2歳、1歳が1人ずつ。
ルルと今日入って来たアンは0歳。


この孤児院からは、多くの子供達が里子に行ったり、18歳になるまで過ごし働きに出た子も居る。
例えば、郵便配達員になった子はこの孤児院にも郵便物を届けてくれる。

ピーンポーン!
マスクをし、扉を開ける。
「は~い!」

ガチャッ
?「おじさん、おはよーございます!!今日も寒いですね~!たくさんお手紙が、届いてますよっ!」

「おはよー、ラナちゃん!今日も寒いね〜!
ありがとー!毎日、お疲れ様〜!」

ラナ「いえいえ。仕事ですので!
それでは、次のお宅に行ってきます!」

「いってらっしゃ~い!気をつけてね〜!」

ラナちゃんはペコッとお辞儀をして飛ぶ車に乗り去って行った。
グイーン!!
ビュンッ!!!!!
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