Sweet Merry Christmas
「ありがとう、椎菜。
俺、椎菜にあげるもの何も考えてなかったのに。

逆に申し訳ないな、こんなに素敵な品を2つも貰っておいて、何もあげないなんて」

椎菜は、首を横に振ると、くい、と俺の服の裾を引いた。

「んー?どうした?椎菜」

「麗眞がカナダ行っちゃう前に、2人で旅行、行きたい……
ダメ、かな……?」

今にも涙が溢れそうな目でお願いされたら断れない。
可愛い彼女なら尚更だ。

そんな彼女のリクエストに応えない男などいない。

「思い出作り、しよっか。
俺も離れる前に椎菜と最高の思い出作っておきたい。

当日は、いつもよりいっぱい甘えてね?椎菜」

椎菜は、俺の腕を軽く引いて、彼女自ら俺に唇を重ねてくれた。

彼女の手は、先程俺の下半身の主張している箇所に触れている。

「椎菜、可愛い……

ねぇ、このまま、抱いていいよね?

可愛く鳴いてほしいな。

俺が満足するまで止めないからね」

今度は俺から、椎菜に深くキスをした。

俺と椎菜の聖夜は、これから始まるのだ。

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