拝啓あの時の私へ。

嫌な記憶

寒い冬の12月。
私は首にマフラーを巻いて学校に登校した。

私の名前は鈴木愛。
現代を生きるただの高校生。 

学校に近づくにつれ同じ制服をした人が多く見られるようになってくる。

朝から寒いなぁ、全く。

「おはよー!」

「おはよう愛生(あき)。」

「朝から元気ないなー?」

朝から逆に元気がある方が私はびっくりだよ

「はぁ」
ため息をつくと白い息が目の前に広がった。

「ため息酷くない?」

胸焼けするくらいあなたが元気なせい。
って言いたいけどこの人はあとあとめんどくさいからなぁ、

「まぁまぁw」

「なにがまぁまぁだよ」

「www」

くだらん話をしてると校門が近づいてくる。
校門の近くに先生が立って登校してくる生徒に挨拶をしている。

「おはようございます。」

「はよー」

「、、、」

挨拶がめんどくさい私は先生を無視して校舎に入って行こうとする。

「おい!鈴木!なに無視してんだ!」

先生も朝からうるさいな、


「すみませーん、めんどくさかったのでー」

「鈴木、お前ってやつは、、」

「「ハハハ!」」

登校してくる生徒の笑い声が聞こえてくる。

笑える元気なんてないっつーの


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