七夜の奇跡
ヒルセイユ王国は魔物を倒したとしてオリオン・オルファルコンは大英雄と与えられたが魔女クリスティーナはオリオンが他の女性と結婚したことで嫉妬のあまり産まれた子・レイミーに呪いをかけた。
真実の愛を見つけなければ20歳から年老いないと言う呪いを受けた。
あれから20年は立つがレイミーは18、19歳の見た目の少女の姿のまま歳をとっても真実の愛は見つけられずにヒルセイユ王国から離れた森林に暮らしていた。
レイミーは呪いのせいで魔法使えるようになり薬を作り、街に売買し、薬草を育ている。
レイミーは薬草を薬にして販売した後に2週間分の2人分の材料を買って帰る時に森林の中に1人の男性が倒れておりレイミーはハイヒールを飲ませたら男性は目を覚ました。
「我が名はレイミー。レイミー・オルファルコンと言います。あなたは名は何と言いますの?」
「俺はタクト・レイニーサン。タクトと呼んでくれ。」
「20歳の叔母さんに話が合わんと思うが許しておくれ。」
「レイミーは20歳なのか?俺も21歳なんだ。」
「もしかして魔女クリスティーナに魔法をかけられたんですか?」
「貴女もか?」
「はい。ヒルセイユ王国は魔物を倒したとしてオリオン・オルファルコンは大英雄と与えられたが魔女クリスティーナはオリオンが他の女性と結婚したことで嫉妬のあまり産まれた子・レイミーに呪いをかけたんです。真実の愛を見つけなければ20歳から年老いないと言う呪いを受けたんです。」
「老いたくても老いがないのはしんどいですな。」
「タクトさんはご自宅に帰りなさい。魔物が出入りしますので、帰りなさい。」
「帰る所がないうえにレイミーを1人でうろつくのは危険過ぎる。」
「着いてきなさい。守りがあるエリアに来ればゆっくりとできますからこちらへ。」
「とこに向かうんだ?」
「この先に私の自宅がある。そこに守り固めてある来なさい。」
「聞きたい事があるんだが良いか?」
「レイミー。貴女は何者なんだ?」
「英雄オリオンと魔法使いのアマンダの娘。と言えば分かる?」
「あの英雄オリオンの娘なのか?」
「そうよ。年齢にこの若さとチヤホヤされるの嫌だから人里から離れた所に住んでるのよ。いけないかしら?」
「悪くない。苦労して来たんだろう?戦えないと苦労しないか?」
「魔術や剣術や拳銃やらできますし、戦いもできますからご心配いりませんし、1人の方が気楽なので。」
「そ、そっか。ところで気配が感じるんだが気のせいか?」
「背後取られてる。真っ直ぐ走れ。」
「戦えばいいんじゃないか?」
「馬鹿。ここで戦うの止めろ。仲間を呼ぶからやめなさい。」
「モンスターが数体いるのか?」
「分かってるなら、聞かないて。あそこに入れ。助かるぞ。走れ。」
「おう。」
レイミーとタクトは守りのある魔法陣の中に入るとモンスターは物陰から覗いてた。
「あるべき場所に帰りなさい。そうじゃないと攻撃します。帰りなさい。」
モンスターはしばらく様子を見た後、森林の奥へ戻って行った。
それらを確認した後、大きなため息をついた。
「何とかなりましたが、戦いになると面倒ですからねぇ。」
「ああいうの慣れてるな。」
「日常茶飯時ですよ。あれらは肉としては食べられますからね。」
「まじか。」
「本当ですよ。冒険者なら、当たり前ですよ。レストランとかでも提供されてますから。絶句しないでください。」
「知らなかった。それより、色々と教えてくれよ。」
「後片付けしたら話しますから。」
「ああ。待たせて頂くよ。」
レイミーは、買ったものを保存室に次々入れて行き、お茶を席に座っているタクトに出し、レイミーも席に座った。
タクトは静かに口開いた。
「色々と聞きたいんだが良いだろうか?」
「答えられる範囲で良ければのだけど。」
「なぜ、1人で暮らしているんだ?モンスターいる森林の中は危ないだろう。」
「ここで暮らす理由か・・・。生まれて15になるくらいまで憐れみで見られていたの。それが嫌で3年魔法や薬学を学んで18の年にこの森林に暮らし始めたの。」
「5年も1人で暮らしていたのか?1人で暮らして寂しくないのか?」
「もう慣れと言え寂しいものよ。戦いも魔法も薬学の知識も経験もししていると挫折するとさらに恋しいものね。」
「レイミー次第なんだけど、俺もここに暮らしていいかな?」
「何で?」
「俺は警備が主だった。戦いの経験が無いから教わりたいし、経験したいんだ。」
「ここではなくでもいいんじゃない?」
「レイミー1人で暮らさせるのは心配だからだ。」
「実力や能力を着けてから言いなさい。」
「だか、1人で暮らして心配だからよ。」
「モンスターを倒せてから言いなさい。」
「モンスター倒す?倒せるのか?」
「ええ。近年ではモンスターは増えてるわね。1人で暮らすなり、2人で暮らすなりには支給自足でやっていかないと行けないんですよ。分かっていってますか?実力と知恵と能力がないと死ぬわよ。たまたま俺が居たから助かったものの、いなかったら死んでいたわね。」
「偉そうな事を言って、すみませんでした。」
「分かれば良いわ。今後どうする訳?国で暮らしたらどうなんだい?」
「事情がありまして、国では暮らせないです。」
「何かひでかしたか?」
「はい。色々とあり、言えませんが、ここに暮らさせてください。お願いします。」
「支給自足に付き合ってもらうし、モンスターを倒せるようにしてもらいますから。良いですね。」
「師匠、ご鞭撻お願いします。」
「厳しくしますからね。」
「はい。お願いします。」
「国でトラブルを起こした奴をここには置きたくないんだよね。だってさ、ここでも問題起こしかけないし。だから、問題を起こさないでね?」
「そんなことしないから。俺は歳を取らない事に気持ち悪がられ白い目で見られて耐えられずに逃げたしたんだ。」
「嫌ならさっさと出れば良かったものの、何故、国にととまっていたんだ?」
「歳を取っても姿は変わらないの知ったのは、つい最近なんだ。」
「そうなの?」
「ああ。剣術は誰にも負けないくらい強いのは確かだ。」
「4年でさらに強くなってもらうが良いか?」
「4年で強くなる必要があるんだ?」
「日々と言うか、年々、モンスターは数は増え、強くなっているんだ。ここに暮らすなら強くなってもらいたい。できるかしら?出来ないのであれば国に帰ってもらいたいものだわ。」
「ここの暮らしは楽な物ではないんだな?」
「ご理解が早くて助かるわ。やるのか、やらないのかをはっきりしてもらいたいが1晩考えて教えてください。もう1ついいか?」
「何かしら?」
「近年になにか起きるのか?」
「モンスターが増しており、強くなってると言いましたが、何かしらの原因で起きてるのは確かです。恐らくですが、モンスター以上の魔物が出るのは確実になるでしょうね。タクトが強くなれば戦うのも逃げるのも有利になるでしょうね。」
「分かった。どこに行くんだい?」
「狩りをしに行く。タクト。あなたも鍛えに付き合いますか?」
「ああ。もちろんだ。強くなってその何かと戦うことが出来るんだろうなと思ってるし、レイミーの事もっと知りたいと思ってるから、付き合わせてもらうよ。」
「勝手にしなさい。タクトに最初の課題としてヤックルバードに一撃当てれば良しいだします。」
「それでいいのかよ?」
「甘いわね。初心者には倒すの苦労するモンスターなんだ。」
「初心者の俺にモンスターを倒さないといけないのかよ。」
「とこかに当たればОKなわけ。まあ、最終的にはモンスターを倒せることだね。最初は一撃当てだな。」
「できるか?」
「出来ないなら、課題も戦いもやらなくていいですよ。逃げていいんですよ。」
「やると決めたからにはやるよ。戻ったら伝えたいことがあるから、覚悟してくれよ。」
「あらまぁ。楽しみにしてるわね。さぁ、行きましょうか。」
「ああ。戦い方を教えてくれよ。先生。」
「先生は止めなさい。恥ずかしいわ。」
「良いじゃないか。レイミーはここの暮らしが長いんだろ?教わるんだから先生でいいじゃないか。」
「タクト。あなたは楽しんでるでしょ?」
「してないよ。魔法だけじゃなく、剣も使えるんだろ?色々と教えてくれよ。」
「剣使えるって話したかしら?」
タクトはレイミーの手を取り手についてる豆を指摘し始めた。
「この手のひらの豆は剣みたいなの持って剣術使わないと出来ないものだ。いつから剣術習ってた?」
「幼少期から剣術や、魔術習っていたが、モンスターとやり始めたのは7歳からやり合っていたから、13年は立つわね。」
「13年間で豆が硬いのは頷くんです。」
「細かい所気付くわね。戦いの方で上達するタイプね。鍛えようがあるわね。さぁ、モンスターが戻ってきてるわね。タクトは一体倒して見せなさい。その間、俺も倒すから。」
「何体いるんだよ。」
「6体はいるわね。群れでなすモンスターだから、仕方がないけど。」
「5体を倒すのは無茶だ。」
「モンスターと戦ったことない子に3体は、無理よ。それに6体なんで、苦労して倒せるのよね。もっと成長しないとダメだと思うけど、タクトもモンスターを倒せるようにしようね。」
「おう。よろしく頼むぜ。レイミー。」
「近い将来、戦場になるわね。鍛えとかないと。」
「戦場になるのか?」
「なるわよ。短期間で成長してもらいたい。」
「5年で成長って言ったが短期間でどれくらいだ?」
「10日以内って言いたいわね。」
「短いなぁ。」
「短期間にやらないと死ぬわよ。」
「短期間でやってやるから見てろよ。」
「期待してないけど、成し遂げてみなさい。」
「見てろよ。できるようになってやるからな。」
「行きますよ。」
レイミーはモンスター5体余裕で倒したがタクトは、1体攻撃するのに苦労しながら倒した。
「1体倒しましたね。攻撃当たればいいと言いましたが倒した事は褒めますが、まだまだ動けるようにならないとダメですね。」
「厳しいですね。」
「うちの両親に比べれりゃ甘いですよ。うちなんて初日から、3体のモンスター倒させられてましたから。」
「厳しいうえに苦労したんだな。」
「苦労したけど今はいい経験だったし、成長の見込みあると思ってるわよ。」
「いい経験なのは分かりましたが、これ以上、成長するんですか?」
「するわよ。強敵が出るが分からないからねぇ。タクトを教える事にさらに自分も成長出来そうだわ。」
「弟子とか取らなかったのか?」
「取るって出会いがなかっただけですの。タクトが初めて会ったうえに成長の見込みがあるだけのことだよ。ところで何してるのですか?」
「見て分からないの?一体だけ解体してるの。アイテムボックスに入れとけば夕食になんとかなるでしょう。何か問題あるかしら?」
「良く解体できるな。」
「初めてかしら?」
「あ、ああ。初めて見る。良く綺麗に捌けるな。」
「両親が教わったから出来るけど、基本的にギルドで下ろすのが一般だね。」
「全部、解体するのか?」
「解体は、今日はこの一体だけだね。引いたでしょ?」
「ああ。驚いたよ。簡単に捌けるとはな。」
「自分が、特殊なのかもしれないわね。皮とくちばしは売れるわね。目玉はクエストであったわね。明日行くか。」
「連れていってくれるか?」
「いいですよ。早く戻りますよ。」
「今、話したいことがあるんだが良いか?」
「もちろんてますよ。何かしら?」
「レイミー。あなたのことが好きになったので結婚前提に交際してください。」
「はぁ?何言ってるんだ?頭大丈夫かぁ?会って1日も経ってないのに好きって目がおかしいじゃないのか?」
「一目惚れで、初恋なんだ。それに俺は本気だ。」
「恋する気がないから諦めなさい。」
「なんでですか?」
「初めてあったばかりで無理か知らねぇ。」
「恋人になってお互いを知っていけばいいのでお願いします。」
「しつこい男だね。」
「しつこいのは分かってますか、この気持ちは本気なので分かって欲しいです。」
「分かったから、半べそかくのやめろ。」
「こんな綺麗な人に会って話すの初めてなんだもんだから、こんな機会を逃したくないんだ。」
「なんだぁ。もう仲良くなっていたのか?」
「誰です?」
物陰から2人が出てきた。
「父さん、母さん。見ていたなら、助けてくれたっていいじゃないですか?」
「婚約者(フィアンセ)を連れてきたかいあったな。」
「フィアンセ?はぁ?彼が婚約者なわけ?」 
「彼もまたクリスティーナの呪いを受けた子なんだよ。恋も知らぬ子なんだよ。仲良くしてやりなよ。」
「なんで急に。」
「街では年老いても寂しいでしょ?だから婚約者を連れてきた訳なのよ。」
「タクトは知ってた?」
「森で1人の女の人が暮らしてるから会わないかとしか言われてない。」
「父さん、母さん。急に連れてこられても困るんですけど。それに倒れてたのを見つけたからいいけど、会えなかったらどうするつもりなの?モンスターの餌にされてたわよ?」
「そうね。それは謝るわ。レイミーちゃんがみつけてくれたことに感謝してるわ。」
「ちゃんと同行してくださいね。」
「はーい。」
「昼食の用意してないから戻るわよ。ここに居たら、モンスター出てくるから行くわよ。」
「あ、ああ。分かった。」
「レイミーは面倒見がいいわね。」
「んなわけないでしょ。帰ってと言っても帰らないでしょう。一泊したら帰ってください。」
「優しい子ね。」
「うるさい。優しくないわ。タクトはもしかしたら魔法使える可能性が少しあるわね。」
「なんでわかるの?」
「戦いで、魔力を感じたというか、切り方で魔力が漏れてた感じかな。 タクトは心当たりはあるのかしら?」
「言葉にできないけど剣に細かい刃がグルグルと回ってる感じがしたんだ。」
「空気や空間の技か。他に仕えるか、覚えてもらうか。」
「お手柔らかにお願いします。」
「厳しくするからね。」
「相手に厳しくない?」
「性格悪くてごめんなさいね。ミツナ。来てるんでしょ?出てきなさい。」
「いつから、気づいていたんですか?姉様。」
「モンスターが来る前からいたんでしょ?」
「バレてましたか。魔法で姿隠し、気配遮断を使っていたのに。」
「完璧にできてたけど、強力の魔力探知で感知したわよ。」
「姉様の実力に負けましたか。精進して参りますね。」
「レイミー。この方は?」
「私の実の妹のミツナ。彼女は魔法特化と言うか、できないんだよね。この人はタクトだ。」
「初めまして。ミツナと申します。よろしくお願いします。」
「初めまして。タクトです。よろしく。」
「さっさと行くよ。」
「はーい。」
戻って食後に話し合いを始めた。
「どころでモンスターが増えているけど、マルグス魔王が攻めて来てるんだよね?」
「まだ動きはないが悪魔がちらほら見かける。5年内戦争になるだろう。」
「タクトを戦争に駆り出すつもりですか?」
「モンスター、悪魔、マルグス魔王の3段階で襲撃来ると考えてもらえると良い。」
「クリスティーナもどう動くがも分からないんでしょ?」
「そうだな。警戒しないといけないわね。レイミー。タクトを育てなさい。分かりましたね。」
「分かりました。 タクト。厳しく教えることになるが良いかな?」
「1つ聞いても良いもいいですか?」
「なんですか?」
「クリスティーナの事もモンスター、悪魔、マルグス魔王の事も分からないんだ。教えてもらえるか?」
「どのように分からないんだい?」
「モンスターはいろんなところから出てくるのは分かるが、悪魔やマルグス魔王は架空の話じゃないのか?」
「30年前に悪魔、マルグス魔王が出ているんだが封印されてるんだ。今回は目が覚める。我々が終止符を打てるようにしないといけないんだ。」

英雄オリオンの娘   
レイミー・オルファルコン
旅人
タクト・レイニーサン
魔女
クリスティーナ
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