゚。+恋*゚。
*三浦圭
『どう?
もう1人暮らしには慣れた?』
会場に入り
まだ入学式が始まるには時間があったから
母親と話をして時間を潰した
『まだ慣れないかなぁ〜?変な奴いるしさっ』
『えっ!!
変な奴!?
ちょっとぉ〜大丈夫なの?
やっぱお母さんと一緒に暮らす?』
『大丈夫だよ!
お母さん働いてて大変なんだもん
養育費払ってもらえれば充分だよ』
ホントは一緒に住もうなんて
微塵も思ってないくせに…
なんで大人は嘘ばっかなのかな・・・?
お母さんは化粧品会社を経営してる
…社長
だから私が何か問題を起こしたり
逆に
私の身に何か起こされたら色々と大変なんだ
でもホントは心配なんて絶対してない
心配してたら1人暮らしなんて
普通させるわけないから
『そう…?
あっ!!
そうだわもう圭くんには会った?』
ほら!!
もう話が変わった
『圭くん?
…………もしかして三浦圭!?』
『なんだ!!
知ってるんじゃない!!
あの子かっこいいし
性格いいし
完璧な子よね』
『はっ!!
お母さん何言ってんの?
変な奴って
『圭くんのお母さん大学時代からの親友なのよ!
ほらっ
お母さん大学でフランス語を専攻してたでしょ!?
それでフランスに留年した時の
ホームステイ先にいたのが
圭くんのお母さん…ルーシーだったの
そこで仲良くなってそれからずっと交流があるの!!
だから笑を1人暮らしさせるなら
圭くんがいるマンションにって♪』