この青空に、君と生きる未来を誓う。
愛されている命
それから、日向くんとはまたお昼休みに一緒に過ごすようになった。
そしてあっというまに期末テストも終わって、1学期の授業も残すところあと約1週間。
日向くんは少しずつだけど、授業に出るようになった。
期末テストも、私が協力したから赤点は取らずにすんだみたい。
私が日向くんと本当につきあい始めてからまた色々ウワサされて、陰口も言われたけど、日向くんが「いい加減にしろ」と怒ってくれて、今はだいぶ落ち着いてきた。
陽依ちゃんも、私にきちんと謝ってくれた。
「私、優羽ちゃんに嫉妬してたんだ。ホントにごめんね。すごいバカなことしたなって反省してる」って。
だから最近はまた陽依ちゃんとも話すようになって、少しずついい方向に向かってきている。
「天音、これから時間ある?」
放課後、日向くんと一緒に帰っていたらそう聞かれた。
「あるけど」
「実は、母親が天音に会いたがってるんだ。今日、夕方からの仕事が休みだから、良かったら家に来ないかって」
「いいの?」
「うん。俺は別にいいよ」
「じゃあお邪魔しようかな」