先輩と後輩の関係。
30-
舜と繋いだ手の先には薬指が光っていた。
自分が決めた指輪だから、可愛くてお気に入りだった。
夢見たいな光景で、見つめていると「幸せそうだな」と言われた。
『幸せ』
と、笑って言うと繋いだ手を引き寄せてキスしてきた。
「凛」
『舜くん』
「懐かしい呼び名だな」
『たまには初心を忘れず』
「あの頃の凛、初々しくて可愛かった」
『今の凛が可愛くなくてごめんね』
「今の方が好き」
『嘘ばっかり』
不貞腐れた私は舜の膝から降りて隣に座った。
舜と離れると我は帰ることがあって…恥ずかしくなる。
まだ洋服を着てないままだったからソファーに置いてあった膝掛けを体にかけた。
それと同時にソファーの下に落ちてた下着たちを取ろうと手を伸ばしたら察した舜が覆いかぶさってきた。
『なになに』
最近、この人は2回やらないと気が済まないのかしら。
元気すぎて困るんですけど…
「怒ってる?」
『怒ってない』
「じゃ、ちゅして」
この人、私のことを見破りすぎて、少し鳥肌が立った。
そんなに私って舜にとったら、わかりやすいかな。
だいたい私が怒ってる時はちゅしてと舜に言われて断る時は怒ってる時が多い。
今日は見破られた事が恥ずかしくて言われるがままにキスをしようと思います。
舜の首に手を回し、舜を引き寄せてキスをした。
満足した舜は私の胸に顔を置いて寝ようとしてる体制。
甘えてくる舜は可愛いけど…ずっとこれ?普通に死ぬ。
髪を撫で撫でして、少し抱きしめていると膝掛けの上から触ってくる舜。
この人、物足りないのかな。
最近は頻繁にしてないから欲求不満なのかしら。
『舜、ぎゅしよ』
「起きて」
と、いうから起きたら膝掛けが取れて色々なところがこんにちはしてしまった。
舜はすかさず、触る。
口を持って行こうとしたから私の手で口を押さえた。
ら…手を拘束されて、舐められた。
『んっ…ゃだ』
ただのエロ男。
満足したらしくて、やっとやっと抱きしめてくれた。
指輪をつけた記念で写真を撮りたかったのに…顔はボロボロだし、洋服着てないし、何一つ撮れる要素がない。
残念。