先輩と後輩の関係。
玄関を開けるのが怖かったけど、開けるしか方法はない。
私は恐る恐るリビングに向かった。
家だけど…いつもとは違う雰囲気で会いたくない気分。
けど、そんな広い家ではないし…会うしか方法はない。
リビングに入るとソファーに座ってスマホを触っていた。
お礼を言わなくちゃいけないけど…素直になれず、私は台所でお酒を開けてその場で飲んでいたら急に「何で先帰ったん?」と言われた。
『1人になりたかった』
「なんで?」
『考え事してた』
「それで?」
『別に舜に話すことはない』
というとそれ以上話してこなかった。
私はほぼお酒を一気飲みして、シャワーをしてすぐ寝室に行った。
ひろとの約束は果たせなかったけど…お互い頭を冷やすためにはいいのかもしれない。
とりあえず、疲れたし、寝よう。
と、思ったけど…一度考えたら寝られなくなっちゃって、私ってどうやったって舜が好きなんだなって思った。
舜は何を思っているんだろう。
多分、怒ってるかな。
結局、舜は寝室には来なくて…結婚してから初めて1人で朝を迎えた。
これからも乗り越えなきゃいけないことがたくさんあるんだろうな。
いつか、こんな喧嘩も思い出話になるといいな。