不器用な私が君に恋する話。
「あのねぇ、りお。そんなに悩んだって仕方ないわよ?さっさと言っちゃいなさいよ。」
「さゆちー辛辣!乙女は悩むのー!」
はいはい、っていつも通り呆れながら横目で私を見るこの子は一色彩友(いっしきさゆ)。
とーっても美人で、入学式で一目惚れしてしまったんだよね。
だって白い透明感で溢れるお肌に完璧な配置のお顔、艶が出まくってる黒髪、人外のスタイル。
そんなの惚れるに決まってるよね??
なんとなんと去年も、同じクラスで!!
私が猛アプローチして今や大親友。
面倒見が良くて頼れるお姉さんなさゆちーが、私は大大大好きなんだ。