教授の恋愛
「どうしたぁ!?ギリギリセーフにしておくよ!」

「やった!ありがとう、先生!」



汗だくになった舞岡さんはすぐに小野さんの元へ直行した。



遅れた舞岡さんもかわいいし…。



「由美ちゃんが遅刻なんて珍しいね!」



大きな声で小野さんが舞岡さんに声をかけた。

舞岡さんが嬉しそうな顔をしながら答えた。



「松田と話してたら長くなっちゃって〜…」



松田…。

松田ってあの松田?

今頃隣で小木曽先生のゼミを受けている松田?

舞岡さんが好きな人…?





それから舞岡さんは夢中になって小野さんに『報告』をはじめた。

恋に溺れる俺はそんな話を涙を堪えながら聞くしかなかった。
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