最悪な私の幸せへの道
エピローグ

地獄と天国の境目

...ここはどこだろう...暗くて苦しいところと明るくて幸せと感じるところの間、隣には記憶よりも老けて白髪のある凛さんがいて、あぁそうだ、私はあれで死んだんだ。地獄には私や大好きなお姉様の人生を狂わしたあの人達がいる。
「ごめんなさい、凛さん。私はこんな私と一緒にいてくれたあなたと同じ場所へはいけない。」
凛さんは私のせいで...
「そんな事言わないで。」
「えっ、凛さん?」
「そうだよ。」
「話せるの...?」
「どうやら話せるみたい。それよりも、どうしてそんな事言うの...?」
「そんなことって...凛さんと同じ場所へは行けないって言ったこと?」
「そうだよ...優美はずっと自分のせいでとかって言ってるけど優美のせいなんかじゃないからね。」
「...でも!旧都で新しい人を見つけて、私と別れていれば!...」
「俺と別れていたら優美はどうしてたの?」
「...一人で生きて、お姉様が危なくなったらお姉様を助けて死ぬ、つもりだった...」
「ほら、やっぱり。それだったら優美、気持ちが抑えられなくなって逆に周りに迷惑かけちゃうし、優音と仲直りもできなかったでしょ。」
「...確かに...でも!私は私が逝ったあと、あの子達の面倒をで死んじゃうまで見ててほしかった!」
「でもじゃないでしょ。俺の人生なんだから俺が自分で進む道を選ぶの。俺は優美と歩む道を選んだ。それに優美が死んで俺が生き残ったとして、優美は俺に辛い思いをさせたいの?」
「...ごめんなさい、言い過ぎたわ。...でも、私は悪いことをしたから地獄に行かなきゃ...」
「そんなことない。もし、俺も地獄に行けるのだとしたら、俺は優美と一緒にあっちに行くつもりだよ。」
「...いいの?...」
「フッ、だって優美は寂しがり屋だろ?そばに俺がいないと駄目なんだから。」
「そ、そんなことは!」
「あるでしょ?」
「うぅ〜凜さんの意地悪!」
「ハハハ、意地悪でもなんでもいいよ。優美がいつもの調子を取り戻せてよかった。」
「ッッッ//////」
もっと、凜さんと一緒にこうして暮らしたかったなぁ〜。でも、これは私と凜さんが決めたこと。思い返せば蘇ってくる。最悪な私の幸せへの道のりが。
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