極上溺愛契約婚で甘やかされて~エステで出会ったセラピストは御曹司でした~
「パーティーは私が主役よ」

 パーティーには勿論私の恋人も出席させるつもりだ。なんなら婚約発表だってして良い。その事を恋人に告げたら彼は喜んで婚約発表に応じようとしたが彼の単純すぎる反応を見てやっぱりやめた。と私は返した。だって玲さんがいるのに。
 今回こそ彼とは結婚までたどり着きたい所だ。だが私はこれまで恋人とは長続きしないでいる。なので保険は大事だと思い恋人である彼以外にもスペア的な存在……別の男性を用意している。これを世間は二股三股などと呼ぶのだろうが、そんなの気にする余裕はない。
 だが私は玲さんも欲しいのだ。だから私は迷っている。もし仮にあの2人が本当の夫婦ではなく契約関係だったらまだ間に合う。
 ピンクに彩られた可愛いものしか無い自室でネイルケアをしていると、早速おぢから電話がかかって来た。

「みゆちゃん、今から来れる? 1人体調不良で来れなくなっちゃってさあ」
「わかりましたぁ。今から行きますぅ」
「ありがとうみゆちゃん! 待ってるよ」
(こんな時間に呼ぶなアホ!)

 心の中でツッコミを入れながらネイルケアを秒で済まし、メイクを落としてすっぴんになった肌に再びメイクをし直し、適当なワンピースに着替えて家から出ていった。
 電話をかけてタクシーを呼んで、目的地であるタワマンまで向かうと受付をしてもらい最上階までエレベーターで上がる。

(結婚したら、コイツとは縁切ってやろ)
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