俺様系イケメンは、私にだけ様子がおかしい
学校につき、靴箱の中から上履きを取り出そうとする。



「……?」



違和感。


なにかが突っかかって靴箱が開かないみたいだった。

軽く引いても中々開かないので、少し強めに引いてみると、ドサドサッと何かが床に落下した音が聞こえる。



「……っひ……!!」



なに、これ……?

この状況を理解しようとするにも、頭が思考停止してしまう。


なんだ、これ。



靴箱の中には大量のゴミが入っており、私の上履きの中にもお菓子のゴミが詰め込まれている。

周りの人達はそんな私の下駄箱の中を見て、ざわつき始めていた。


その中で、クスクスと笑う女の子の声が聞こえた。

思わずバッと振り返ると、話したこともない女の子達が私の方を見て笑っていた。



ざまぁみろ。とでも言うように。



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