1分で怖い話 part1
「もしかして、自分たちだけで花を独り占めする気なのかもしれないぞ」

山里の言葉に驚いて目を見開く。

そういえば珍しい花は裏でかなりの高値で売買されていると聞いたことがある。

さっきのふたりは花目的で自分たちを帰らせようとしたのかもしれない。

そう考えると阻止しないといけないという気持ちになってくる。

「さっきの奴らは下山なんてしてない。俺たちも早く行こう」

山里の言葉に他の2人もすぐに立ち上がったのだった。
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