黒を以て白を制す
その結果、次第にどんどんアホらしくなっていき、もういいかつまらんわとなり、どうでもいいか言わせておけとなり、去ろうとするんだが、向こうは諦めてくれない。
『言い返えされた!言い返えされた!』とヒヨコが親鳥の後を付いていくように、こちらに来る。
もうその頃には凄く面倒くさくなって、何とも思わなくなってるのに放っておいてくれない。
しつこく、しつこく、来る。
私に放つ罵倒の種類が『何なのムカつく、鬱陶しい、お前きしょい』と、料理を覚えたての親父が出す夕食のレパートリーみたいな少なさになってしまってるのに必死に来るのだ。
新作の悪口を出さない。センスのある悪口を出さない。悪口の言い合いなんて相手より多く悪口の種類を言えた方の勝ちなのに、全然諦めてくれない。
必死に“親子丼、牛丼、カツ丼”と固定された丼ぶりメニューのような同じ悪口を言い続ける。もう私はパエリアでも食べたい気分なのに。
そしてキーキーとヒステリックを起こされ、構って構ってと喚き散らし、無視かよムカつくと悔しがったかと思ったら、最後は何故か私が相手をイジメたって話に変わってる。あんた嫌がらせしたでしょ!最低ね、って。
こちとら、おいおい何の話だ?知らねーぞ。である。