クールな御曹司は強気な彼女を逃さない
24

24.


そして目を覚ます。


ッッ⁈
麗がいない!!

ガバッと一気に起き上がる。
寝室から出て、リビングへ走る。

いない。

どこ行った⁈

あの日が、一気に蘇る。


まさか、、、また、逃げたのか⁈

一気に心臓がおかしな動きをし始める。


ここは、メキシコだ。
逃げるわけない。
落ち着け。

分かってはいるものの、一度麗を逃した事のある俺は、どうしても不安になってしまう。
クソ。こんなにも、弱かったのか俺は。



そして、いろんな扉を片っ端から開ける。

スイートルームで、無駄に部屋が広くて見つけられない。


そして、最後に風呂場へ向かった。


すると、ジャグジーに入って海の方を向いて、脚を投げ出してケツを丸出しにした麗がいた。

一気に安心する。

「純平⁇、、、どうしたの⁇起きた⁇」


俺は思わず服のままザブザブと入って麗を抱きしめた。
< 229 / 281 >

この作品をシェア

pagetop