クールな御曹司は強気な彼女を逃さない
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「んん、、、、」

窓から眩しい光が差し込む。
そっと目を開けた。

そしてヒラヒラと瞬きを繰り返して、やっとボヤけていた視界がハッキリ目に入ってきた。


見なれない景色。

ああ、ホテルか。

ぎゅーっと後ろから回された腕が私を締め付けた。

「っっっっ!」

思い出した。ホテルじゃない。
ここは彼の家だ。
そう、私は昨日彼と、、、


一気に顔に血が昇る。
後ろから私を抱きしめる彼をゆっくりと振向き肩越しに見る。
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