最愛 〜Love means never having to say you're sorry〜
Epilogue
私たちは、二人だけで小さな結婚式を挙げた。

やはり、自分のせいで愛する人を巻き込んでしまったことは、ずっと気にしていたが、治療しながらでも、穏やかな日常をあなたと過ごせることに、心から幸せを感じている。

「ねぇ。私のあんな過去を知って、幻滅しなかったの…?」

さり気なく尋ねた時、

「実は、初めて会ったとき、ある程度のことは想定してたんだ。それよりむしろ、君が自ら命を絶つ可能性のほうが、ずっと心配だった」

きっと、あなたでなければ、こんな風に愛してくれなかっただろう。

こんなことになってしまったけれど…それでも、私はあなたと出逢えて、愛し合えて、本当よかった。

ただ、あなたが居てくれるだけでいい。

それは、これからも変わらないだろう。

あなたと過ごす日々は、一日、一秒さえ、愛おしくてたまらないから…。



Fin
< 16 / 16 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

Out of the blue ~デキてない結婚~

総文字数/47,088

恋愛(ラブコメ)163ページ

表紙を見る
Y'a pas que les grands qui rêvent

総文字数/14,358

青春・友情42ページ

表紙を見る
Bravo, nous avons gagné !

総文字数/28,830

恋愛(その他)78ページ

第1回ベリーズ文庫デビュー応援コンテストエントリー中
表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop