センセイ、これは恋ですか?!

これは恋??

私「へ、先生?」
???「ねぇ、こっちみてよ、ね?」

2年前…

「はぁ、塾つらいよ〜泣」
私の名前は榊 美都(さかき みと)
今は4年前から通っている塾の自習室にいます!
前までは塾が大好きで楽しく通ってたんだけど…
美都「中学に上がった瞬間成績ガタ落ちで、クラスも落ちるなんてーーー!!涙」
そう、なんと私は1番上のクラスから成績3番目のクラスに落ちてしまったのです。。
今日は初めてそのクラスにはいるけど…大丈夫かなぁ涙

授業10分前…


生徒「でさーー、まじでやばいよね笑笑」
生徒「まじで?!笑」
美都(…だめだ、教室に陽キャしかいない!仲良くできる気がしないよぉ〜 てかなんで席1番前なの〜泣)
そんなことを考えながら指定された席に座っていると…

???「授業はじめんぞー」

そう言って教室に入ってきたのはこのクラスの数学担当らしき講師だった。
見た目はー…メガネで短髪、体つきはスレンダーだけど、少しニキビが気になる。モテなさそうなタイプだ。

都築「はい、はじめましてですけどー、数学担当の都築っていうから、まあよろしく〜」
美都(……この人ほんとに先生??さすがに適当すぎない?)
都築「はい、じゃあまず中学だから数学なわけだけどー、俺このテキストの解き方嫌いだからほんとに正しい解き方教えまーす」
美都(……え?うそでしょ、テキストとぜっんぜんちがうんだけど…ほんとに大丈夫??)
都築「ほら、こうすれば解ける。簡単でしょ?笑」
生徒「うわ、まじだーー!」
生徒「えー簡単じゃん!!」
美都(ほんとだ、あんなにできなかった問題が一瞬で解けちゃった、けどテキスト通りに覚えるのが普通でしょ?こんなの…)
都築「…俺さー学校の教師とか嫌いなんだよね、あいつらほんとの数学わかってないもん、教科書ペラペラ読み上げてるだけ」
美都(…この人苦手かもしれない、、あーーやってけるかな涙)

休み時間

生徒「先生なんさいー?30?彼女いるー??笑」
都築「…うるせー、暑苦しい!」
生徒「いいじゃーん笑てか先生モテなさそ〜!笑笑」
都築「うるせぇなー」
生徒「笑笑」

美都(先生の周りにみんな集まってる……私なんか誰とも1回もはなしてないのに!)

都築「…ねぇねぇ、そこの、えーっと榊?」
美都「っえ、私ですか??」
都築「お前以外いねぇよ笑 みんなと話さんの?」
美都「……」
都築「おいおい無視するのかーー」
美都「……だって、私は」
都築「なんて?」

そこで休み時間終了のタイマーが鳴る

美都「先生タイマー鳴ってますよ、授業始めてください」
都築「……はぁ、授業はじめんぞー」

生徒「先生つかれたーー」
都築「しゃあないな。俺の昔話してやるよ」
生徒「えー、なになに?先生が振られた話ー??笑」
都築「ちげぇわ」
生徒「笑」

美都(…なんか、羨ましいな、私もみんなと仲良くお話したい。けど、私は…)

授業終了

都築「はいじゃあ、起立〜終わりまーす、礼。」
みんな「ありがとうございました」

美都「…帰ろ」((ボソッ
都築「あ、榊。ちょっと」

私が授業が終わって座りながら帰る準備をしてると、都築先生が話しかけてきた。先生は私の席の前でしゃがむ
背が低い私をバカにしてるのだろうか?

美都「…なんですか?」
都築「ねぇ、榊ってさ俺のこと、嫌い?」
美都「へっ??」

先生は私を上目遣いで見つめながら、そう言った。

私は不覚にもなぜか、先生に対していけない感情をいだいてしまった。
ずっと心臓がドクドクとなっているのがわかる。
感じたことの無いドキドキだった。

美都(私は今、先生に対してどういう気持ちをいだいたの?…なんて言えない、これは確実に)

美都「恋……?」

都築「?」

< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop