千年愛
山小屋を探検し始めて少したった頃、
俄かに外が騒がしくなった。
扉を開けると、
外は春の嵐のような突風に雪がまじり、
3m先も見えない程になっていた。
急いで扉を閉め、蓉子さんに連絡しようと
携帯を出すと、そこは人里離れた所で
携帯は圏外になっていた。
とにかく俺は舞ちゃんをそこで待たせ、
近くに民家を探しに出た。
吹雪の中を探し回っていると、
少し離れた森の中に家らしい灯が見え、
その灯を目指して俺は走った。