千年愛
あまりに心配で…不安で、電話までしてみると携帯の電源は切られていた。
いてもたてもいられず亜里沙は近くを捜しに行く。
しかしどこにもレオはいなかった。
「なんで…?どうかした…?レオ…ねえ出てよ…レオ。」
捜しながらも何度も電話をかけ続けた。
しかし何度電話しても返って来る言葉に変わりはなかった。
「もしもし…。」
「おかけになった電話は電波の…。」
プープープー…
繋がらない電話を繰り返すしかなかった。