千年愛


あまりに心配で…不安で、電話までしてみると携帯の電源は切られていた。




いてもたてもいられず亜里沙は近くを捜しに行く。



しかしどこにもレオはいなかった。




「なんで…?どうかした…?レオ…ねえ出てよ…レオ。」



捜しながらも何度も電話をかけ続けた。



しかし何度電話しても返って来る言葉に変わりはなかった。




「もしもし…。」


「おかけになった電話は電波の…。」



プープープー…



繋がらない電話を繰り返すしかなかった。




< 80 / 276 >

この作品をシェア

pagetop