運命製造機
午後8時

目の前にある四角い塊をじっと眺める。
何分経っただろうか。四角い塊が振動して合図する。
私は数秒して緑のボタンを押した。

「もしもし、ごめん遅くなった。」

今日は彼との電話の日。
週2、3回の不定期開催。

「いいよ私も色々してたところだから。」

時刻は8時28分
約束は8時だったけど、今は遥が私の為に時間を使ってくれる。それだけで十分。

パソコンのキーボード音が聞こえる。

「そういえば祭り誰かと行くの?」

「翔と行くよ。君は行かないの?」

来週は地元の祭りがある。
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