冴えないモブ先生の正体はS級王子様!?
溺愛モンスターがメガネを外すとき
「…!り……!…リリ!」
ガバって体を起こしたら凛子が私を上から見下ろしている。
ミルクティーブラウンのストレートロングヘアが顔にバサってかかって、払いのけた。
「よくこんなところで寝れるよね」
凛子がもう一回仰向けに寝そべった私の隣であぐらをかいた。
屋上。
アスファルトの地面。
そりゃ地べたに平気で寝る女なんてそうそういない。
お腹いっぱいだし、気持ちよすぎる秋の風が悪いと思う。
こんなの寝てくださいって言ってるようなもんだし。
「五時間目、始まるよ」
そう言ったくせに凛子はどうでもいいことみたいに、持っていたパックのココアにプスってストローを刺した。
「んー…眠たいねぇ」
「全然聞いてないじゃん」
凛子の腕を掴みながらなんとか体を起こした。
「痛いっ痛い!」って凛子に文句を言われた。
「いこっかぁ」
「なんだ?サボんないの?」
パックに刺さったストローをくわえたまま、凛子は片手で私の髪を整えた。
「ん。これ以上サボったら単位あげないって」
「モブセンが?」
「ん」
ガバって体を起こしたら凛子が私を上から見下ろしている。
ミルクティーブラウンのストレートロングヘアが顔にバサってかかって、払いのけた。
「よくこんなところで寝れるよね」
凛子がもう一回仰向けに寝そべった私の隣であぐらをかいた。
屋上。
アスファルトの地面。
そりゃ地べたに平気で寝る女なんてそうそういない。
お腹いっぱいだし、気持ちよすぎる秋の風が悪いと思う。
こんなの寝てくださいって言ってるようなもんだし。
「五時間目、始まるよ」
そう言ったくせに凛子はどうでもいいことみたいに、持っていたパックのココアにプスってストローを刺した。
「んー…眠たいねぇ」
「全然聞いてないじゃん」
凛子の腕を掴みながらなんとか体を起こした。
「痛いっ痛い!」って凛子に文句を言われた。
「いこっかぁ」
「なんだ?サボんないの?」
パックに刺さったストローをくわえたまま、凛子は片手で私の髪を整えた。
「ん。これ以上サボったら単位あげないって」
「モブセンが?」
「ん」
< 1 / 30 >