【完】クズな彼の危険すぎる偏愛から逃げられない
運命の番は藍くん?それとも




「えっ!? ゆるるん、首筋のそれ、なに!?」


瑛茉ちゃんが驚きに染まった声をあげたのは、翌日の休み時間のこと。

わたしの机で、昨日観たドラマについて話していた時だった。


何気なくわたしの首筋に視線をやった瑛茉ちゃんの目が釘付けになっている。


「首筋……?」


瑛茉ちゃんが指していることがなんなのかわからなくて、わたしは首を傾げる。


「そこ、だれかになにかされた?」


首筋、と言われて思い当たる節はひとつしかない。

昨日、藍くんに攻め立てられたところだ。
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