俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
第六章　ずっと一緒と信じていたのに
「えっ？」

「ずっと一緒にいようぜ」

「でも……」

「決まりな」

廉也さんは高城さんに連絡を入れた、龍司さんの連絡先を調べる事と、私の引っ越しの依頼をする様に指示をした。

「みゆは仕事が終わったらここに帰って来い、今日中に引っ越しが完了している、アパートの解約もしておくから安心しろ」

「でもそれじゃ申し訳ないです」

「みゆはあいつの連絡先がわかったら、電話でプロポーズの断りを入れればいい、わかったな」

「はい」

この時暗い影が忍び寄ってきていることに気づくことが出来なかった。



第六章　ずっと一緒と信じていたのに


その日、仕事から廉也さんのマンションに戻ると、コンシェルジュの横尾さんが迎えてくれた。

「お帰りなさいませ、みゆ様」

「いつもありがとうございます」

「いえ、桂木様に頼まれておりますので、無事にお帰りくださり安心しました」

私はエレベーターで廉也さんの部屋に向かった。

< 44 / 195 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop