俺に抱かれる覚悟をしろ〜俺様御曹司の溺愛
総務部の二階堂くんもその場にいた。

二階堂くんも私を見つけると駆け寄って来た。

「みゆ先輩、ちょっといいですか?」

二階堂くんに腕を掴まれグイグイ引っ張られた。

「二階堂くん、何処へ行くの?」

小会議室に連れて行かれて、私と向かい合った。

「どう言う事ですか?宇佐美不動産のご令嬢とは関係ないと言っていましたよね?みゆ先輩の事俺のものだなんて言っていたけど、みゆ先輩都合のいい女なんじゃないんですか?」

私は固まっていた。

「何も聞いてないんですか?このままだとみゆ先輩、社長と不倫関係になっちゃいますよ」

こんなに早く別れが訪れるなんて、私は心ここにあらずの状況だった。

「社長に連絡取れないんですか?」

「そんな事出来ないよ、プロポーズされたわけじゃないのに、なんて言うの?結婚相手として付き合っているつもりじゃ無いなんて言われたら立ち直れない、怖くて聞けないよ」

私は小刻みに震えていた。

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