ダークチョコレート

ダークチョコレート



夢は、見てるときが一番楽しい。
つまり、醒めたときが一番辛い。

人生にはボーナスタイムがあると思う。

私にとって、今がその時だった。

憧れてた人から告白された時、頭はその事実に追いつかず、ぼんやりと何か返答をしていた。

そしたら次の日から付き合っていることになっていた。

同じ会社なので広まったら大変だと思って、職場で過度な接近は止めようと提案した。

それに渋々頷いてくれた。

私の心の安寧は保たれていた。

営業部の彼は、明るくて要領もよくて爽やかで、何よりそう感じているのは私だけじゃなかった。

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