まさか私が告白されるなんて
 私は答案用紙を持って、いそいそと帰る準備をする。

 「いい表情だな」


 そう、琢磨君が言った。


 「うん」



 私は頷いた。



 「今までで一番点が取れてるし、お母さんに見せるのが楽しみなの」


 「そりゃ、楽しみだろうな」


 そう言って彼は笑う。



 「うん。楽しみ。だから早く帰りたい」


 「そうだな。僕はもう少しかかるから、少し待っててほしい。それとも先に帰ってもらった方がいいかな」


 「ううん。待ってる」



 わたしは言った。琢磨君と一緒に帰りたい。


 「すまんな」


 琢磨君の言葉に、


 「別に気にする事じゃないよ」



 少しくらい遅くなっても、お母さんは逃げない。


 「大丈夫」

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