【中編版】スパダリ煎茶家は、かりそめ令嬢を溺愛包囲して娶りたい。



 そして僧侶の方が入道して焼香をし、僧侶が仏と先祖に結婚の報告するための言葉である敬白文朗読を読み上げられる。
 僧侶から誓斗さんには白い房の念珠を、私には赤い房の念珠を渡されそれを両手で受け取り左手の親指以外の四指にかける念珠授与をされた。
 
 その後には指輪の交換をする。指輪は僧侶から受け取って誓斗さんが私に、その次に私から誓斗さんに左手の薬指に互いにはめる。

 式は順調に進んでいき、司婚の儀を行い、焼香が行われて合掌をする。
 そして、次にするのは式杯。私が一番緊張しているのがこれである。これは神前式でいう三々九度に当たるもので、お神酒を酌み交わす。小・中・大の三つの杯を使い順に飲み進めた。

 小杯で私が飲み誓斗さんが飲み私が飲み、中杯では誓斗さんから飲み小杯とは反対に飲み、大杯は小杯と同じく私から誓斗さん、私斗いう順で飲めば夫婦の契りが結ばれた。
 式の最後に僧侶の方から結婚に対するお祝いの言葉をいただき法話を聞いて……合掌、礼拝をして退場した。


 ほぼほぼ緊張して、流れ作業になっちゃったが無事に終わって良かった。




 
 
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