【中編版】スパダリ煎茶家は、かりそめ令嬢を溺愛包囲して娶りたい。




「じゃあ、フロア行ってくるねー」

「はーい」


 私は彼女を見送ると、仕込みの準備を始めた。

 それから時間はあっという間に過ぎていき……金曜日になってしまった。


「今度はお客さんとして来てね」


 パートやバイトの方にお土産をたくさんもらってしまってすごくうれしくなる。


「はい、必ず来ます」


 いつ来れるかわからないけど、必ず来たい。絶対来よう。


「ありがとうございました。お世話になりました!」


 お礼を言い、私は半年間お世話になったバイト先を後にした。













 
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