最強幼馴染に再会して運命が変わりました
「今日はハムエッグトーストよ!
凛風好きだったでしょ?」
「美味しそう!これ食べるの久しぶりかも」
「母さんの作る料理は全部絶品だからな!」
「作ったかいがあるわね!それじゃ食べましょ」
母は昔から料理が好きだったらしく、実費で
料理本も出したことがあると聞いたことがある
その本がきっかけで父に出会ったのだとか………
ほんとに運命って存在するんだなと
ふたりの話を聞いててよく思うことがある
「やっぱりうまいな!」
普段よく笑う父だけど、母の料理を食べてるときは
特段笑顔が絶えない
それだけ、胃袋を掴まれてるということなのかもしれない
「凛風?どうしたの?ボーっとして
やっぱり昨日はちゃんと眠れなかったのかしら?」
「ふたりを見てたらさ、相変わらず仲良いなと思って」
そう話すと、ふたりはクスクスと笑い出した